振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

私立医学部をどう選ぶか

国立前期が第一志望であっても、私立医学部を受験し、場合によっては進学する可能性が高いというのであれば、私立医学部の受験校選びは慎重にやる必要がありますね。



まず、どこまでの学費を親に頼れるのかについて明確にしておく必要があります。

2500万円までか、3000万円までか、あるいは、それ以上も可能か。



次に、数学と英語の配点と難易度ですね。


数学が弱いとなると、学費の安いところ=難易度の高いところは苦しくなります。

その場合は英語で挽回できるところを探すしかありません。

例えば、順天堂などですね。


英語が弱いとなると、なかなか難しい。

難易度の高いところは合格可能性が低くならざるを得ません。


昭和大学は、英語と数学合わせて試験時間が設定されていますので、一方が比較的得意で処理スピードが早いようであれば、他方の不得意感をある程度カバーできる可能性があります。



後、生物選択者にとってなかなか厳しい(点数が取りにくい)大学がありますので、要注意ですね。

化学は選択するとして、あと物理か生物で悩むぐらいの場合は、物理を選択した方が楽なんでしょうね。



最後に、再受験生・多浪生は、大学毎の寛容性の程度を把握しておく必要があります。



いずれにしろ、偏差値・学費とだけにらめっこをして私立医学部の受験校を決めるというのはやめた方がいいですね。